「植木真のWebアクセシビリティはこう変わる!」受けてきた
「植木真のWebアクセシビリティはこう変わる!」を受けてきました。
2004年6月に制定されたWebアクセシビリティの日本工業規格「 JIS X 8341-3 」が、2008年12月に W3C(World Wide Web Consortium)勧告となった「 WCAG 2.0 (Web Content Accessibility Guidelines 2.0)」をほぼそのまま採用し、2009年秋に改定されます。 特定の技術に依存せず、あらゆるWeb技術が対象となった「WCAG 2.0」は、次世代のWebコンテンツのアクセシビリティを定義する新しいスタンダードです。
というのが、話の趣旨でした。
2009年版の内容は2004年版よりも、表現が曖昧になっている分、想像力ある人にはわかるけど、ない人には、まったく分からないだろうなぁ~という印象です。
WCAG2.0は、もちろん、英語で書かれているのが基本で、それを日本語に訳しているだけという感じなので、技術書として読むなら、英語のままでも変わらないかな・・・と、思いました。日本語は有料ですが、英語なら、WEBでいつでも見れるというメリットもありますし。
ところで、今回一番大きいと思ったのは、判断を制作者にゆだねるという姿勢を明確に示したことです。今回、ソースみたいなものは一切ありません。
なんでも、5年後にWEBページが存在していなかったら・・・もちろん、代替というか、それ以上の目ディアが出てきたらということですが、そこまで考えていたそうです。考えすぎっ!って思いましたが(笑)
これにより、きちんと考えていれば、説得力のある解釈もできますが、受け売りしかしてこなかった人にとっては、指南書が欲しくて欲しくて・・・という状況になるでしょう。
SEOみたいに、入門書とかでるのかどうか・・・そこまでアクセシビリティが一般的だとは思えないですが、それくらい、眉唾の蘊蓄をたれる人も出てきそうです。
アクセシビリティを一言でいうなら「思いやり」だと、ずっと思っているので、その余裕が無い人には、できないこと。今年に入ってから経済的危機に陥っている会社が多いので、人の気持ちにも余裕がなくなりっつある状況で、どこまで受け入れられるのか・・・心配です。
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