コリン・ムークさんのAS3.0 From the GroudUp Tour @ Tokyoに参加してきた
写真は、当日、参加してアンケート答えると貰える「adobeストラップとリールクリップのセット」「アドビ・カレンダー」(写真なし)、「テキスト(印刷されている英語版)」、「Webから印刷して持っていた本日のアジェンダ」
2008年1月15日。アドビのある大崎ゲートシティにて、開催された。
会場は、セミナーをするためのホールで、収容人数は、350人~400人くらい。
入ったときは、9:50(開始10分前)で、すでに7,8割が埋まっていて、もう後ろのほうの席しかなく、大盛況だった。
正直、失敗した~と思った。遅れたのは、電車が予定よりも10分遅れで渋谷に着いたからで、私のせいではないのだが。
で、セミナーは、コリンさんがスピーチする形式。いわゆるハンズオンではないので、集中力がないと、続けられない。
そのために、十分な睡眠とPC禁止の注意書きがメールで来たのが、かえって嬉しかった。
今日話す内容は、実は、セミナーに申し込むと何度かリマインダーとしてくるメールに書かれたURLの先に上がっていた。
私は、前日の夜、それを見つけて、迷った挙句、印刷して持ってきた。
迷った理由は、2つある。コリンさんの著書「Essential ActionScript3.0」を持っていくつもりだったので、余分な荷物は増やしたくなかった。この書籍は、900ページ以上あるだろう、かなり重い。
もう1つは、ページ数が90ページ近くあった。縮小印刷して40ページに抑えたが、それでも、結構なボリュームだった。
ともかく、最小限の荷物で臨んだセミナーだったが、「Webから印刷して持っていった本日のアジェンダ」のテキストを持参していなければ、今日1日の成果はまったく異なるものになっていただろう。
なぜなら、アドビの配った資料にも、このテキストは含まれていなかったので、次に何をすべきなのかが、分かりづらかったからだ。資料は、どんな時でも必要だな~と感じた。
実は翻訳本(ActionScript 3.0 アニメーション)やご自身の著書(初めてのFlash Video)も出されているヒム・カンパニーの永井勝則さんとお会いする約束をしていたのだが、私が遅刻したせいで、いきなり会えないトラブルに(^^;
とりあえず席に付き配られた資料をいろいろ覗く。
- 本日のテキスト(?)、印刷したからこんなに薄いのかと思ったら、当日の内容とは違ったよう。残念。
- オライリー本の割引クーポン(ピース)
- CS3のパンフレット
パラパラ見ていると10分遅れ位でセミナーが始まった。
冒頭のコリンさんの挨拶を通訳レシーバから聞く(長期戦なので、集中していないと頭に入ってこない英語よりも、日本語を選択)
日本語になったコリンさんの話は、とても良かった。
中でも「ソースコードがどうあっても間違いなく動くかどうかが重要で それ以上気にすることは無い」(If it does what you want, it's "right".)
と言うくだり。
私も日頃から、それを第一目標にしている。
定期的なメンテナンスも含めるが、それが一人前に出来てから、ソースコード云々と言うべきだろう。
コリンさんの好きな任天堂、マリオの生みの親 宮本茂さんもゲームが面白くてバグがなくなることが
もっとも重要だと、どこかで言っていたような気がする。
動くモノを作ってはじめて ソースコード云々というのはもっともだろう。
ちなみに、バグを最小限に抑えるために、オブジェクト指向(Object Oriented Programming:OOP)を採用するというのは、1つの選択だといえるが、
自分には難しすぎて・・・という人が無理にOOPでする必要などないと思っている。
たとえば、速度改善をしなければいけないとか(AS2に比べて10倍は上がると言われている)、
チーム開発が必要で、コードとグラフィックの分離をしやすいAS3が必要とかの要望があれば、
それを採用すべきだと思うが。
一番大事なのは、ユーザが満足できるコンテンツかどうかであり、ソースがきれいかとか、
OOPで作ったかとかは、プログラマの自己満足でしかないことを肝に銘じておかなくてはいけない。
さて この日のセミナー内容は、OOPのイロハがメイン。
会場では、プログラム初めてな人が数人(かなり大変かもしれない)、OOP始めたい人が半分くらい。
OOPしていますという人が半数という構成だった。
セミナーの内容が良いか悪いかは、それぞれの判断によるところが大きいので、一概に言えないといつも思う。
が、私にとっては、すばらしく良い内容だった。
私がセミナーに出席するときは、必ず、目標を持ち、そのための時間としてすごす。
そのためには、自分がどういう立場で参加するのかを考えるのも重要だ。
今回のセミナーには次の3つの立場で臨んだ。
- 著者(何冊か本も出している)
- 教える立場(ロクナナワークショップで教えている)
- 開発者(トゴル・カンパニーではFlashデベロッパーとして開発に従事している)
結果、いろんな発見があった。
ここでは、私の発見を書いても仕方ないので、その詳細は避けるが、セミナーにどの立場で参加するのかという気持ち次第で
得るものがあったり、時間の無駄になったりするものだ。
もし、漠然と参加した人がいて、なんとなくいまいちだったと感じているのならば、
次からは、目的をはっきりして参加すると良いだろう。
海外からゲストが来て、話しを聞くだけでもかなりの刺激を得ることもできるはずなのだ。
私の場合、コリンさんと話もできたし、本を書くときの姿勢や、人生観みたいなものまで垣間見れた
この日は、大きな収穫だった。
最後に、この日配られたパンフレットは、日本語化して、発表する予定があるそうなので、セミナーに参加できなかった人は、
それを待つと良いだろう。
#最後に、ご本人いわく「コリン・ムック」ではなくて「コリン・ムーク」がオリジナルの発音に近いそうです。
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