鎌倉イタリアンとオリーブオイルセミナー 春 に参加

2009年4月14日、鎌倉(稲村ヶ崎)のイタリアンレストラン 「TAVERNA RONDINO」で、イタリア食材直輸入ショップ「イル・ビアンコ」がオリーブオイルセミナーをするというので、参加してきた。

RONDINO

 

実は「イル・ビアンコ」さんは、トゴルがショップサイトを作成・管理しているのだ。そして、扱う食材は、最初はお礼ということで、いくつかいただいたのだけど、おいしすぎて、そのままお客になってしまい(笑)、買い足しをしている。

解説をする加藤さん

開催は、現地集合12:00~で12:30から、イル・ビアンコのオーナーである加藤さんによるオリーブオイルについての解説。

オリーブオイルは、スーパーで売っているものがなぜ安いのかよくわかった。
温度の管理をしないと生で食べる場合はおいしくないのに、蒸し暑いコンテナ船で大量輸送しているのだ。「イル・ビアンコ」さんは、航空便で直輸入だから、新鮮で、イタリアで買うのと同じ品質を維持しているらしい。だからどうしても高くなるけど、おいしいものにお金をかけることを厭わないのであれば、味見してみる価値がある。

ちなみに、ビンの色が付いているほどコストがかかるので、品質を大事にする業者ならビンに色をつけるそうだ。なるほど、それだけでも、参考になる。

また、有機オリーブオイルと聞くと、自然っぽくて体にも良さそうだが、味については保証されていないそうだ。なぜなら、農薬を使用しない分虫が付きやすく、一番おいしい実から食べてしまうので、オリーブオイルを絞るときには、虫が食べなかった残り物(つまり虫も食べない味)を絞るので、おいしいものは作りにくいそうだ。

そのため、イル・ビアンコさんが扱っている有機オリーブオイルは、地形に恵まれた風通しの良い谷で、虫が付きにくい環境で育つオリーブオイルを絞っている生産者のを買い付けているそうだ。

イタリア人にとっては、当たり前かもしれないが、日本人である私には初耳だった。なんでも有機がおいしいわけではないのか・・・。

いろんなことが意外に奥が深い・・・それに、オリーブオイル生産者のほとんどが数十人規模の小規模な生産者だったり、家族経営で代々営んでいたりと、日本でいうと老舗の酒蔵みたいだ。

オイル4種

この日、試食したのは、左から、フラントイオ・ビアンコのオーガニックオイル、カミリアーノのエクストラバージン、フラントイオ・ヴェンチュリーノの無濾過オイル、マリナ・コロンナのエクストラバージン「モリーゼ」DOPとなっている。

どのオリーブオイルも、その強弱はあるがのどごしがピリピリするおが特徴だ。後ほど、これらに合う食事をこちらのシェフがアレンジして出してくれるそうなので、楽しみだ。

セミナー資料

情報が、ぎっしり詰まった冊子をいただき、30分の簡単なセミナーは終わり、食事になった。

今日の食事は、地元で取れた魚介や、野菜とイル・ビアンコさんの扱っているオリーブオイルとパスタだ。黄色い液体は、すべてオリーブオイルで、実際には、かかっている以上におかわりしては、飲んでいた。それでも、ぜんぜんしつこくないから不思議だ。

shirauwo.jpg

地元で取れた「生しらすのクロスティーニ」(黄色く見える液体は、イル・ビアンコのオリーブオイル)

前菜

前菜(鮮魚のマリネと鎌倉野菜のサラダ(左上)、鎌倉野菜のテリーヌ(右下))

Primo

カムット小麦のスパゲッティ(イル・ビアンコさんの食材) アンチョビソース

ここのパスタは、スパゲッティもペンネもどれもおいしすぎる・・・外食できなくなるくらいおいしいので、ご注意。

Secondo

黒鯛のソテー。皮がパリパリで、この日一番癖のあるオリーブオイルに合うように料理されていた。

Deseert

デザートは、リンゴのタルトとヨーグルトのソルベ。オイルをたくさんいただくので、胃もたれしないようにさっぱりとした味付けにしましたと、シェフが説明してくれた。心遣いに感謝。

coffee

食後のコーヒー。

はっきりいって、おいしすぎる。というか、おなかいっぱい。フレンチもそうだけど、大抵は、これ以外に、パンが出る。で、今回はオリーブオイルがたくさんあるから、自然とオイルをつけたパンをたくさん食べてしまって、おなかいっぱい・・・

このお店では、常時イル・ビアンコさんの食材で料理を出しているそうなので、お店にいけば食材を体験することもできるよう。(ただし、人気店なので、予約した方が良い)

シェフ

シェフは若いけど、経験も豊富で気さくな人。なんと、イタリアで食べたオイルを加藤さんが持ってきたのが、おつきあいの始まりだとか。シェフもまさか当時の味を日本で経験できるとは思わなかったかもしれない。

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