1リットルの涙
- 2005年10月 4日 15:11
- その他
昔、子供の頃、親に薦められて読んだ。すでに、そのとき母親の病名は脊髄小脳変性症だった。そして、隣の県、愛知にいる主人公の話というのが、親近感を持たせた。
一気に読んだ。
1リットルの涙は、脊髄小脳変性症にかかった少女の物語だ。
しかし、詳細を覚えていないので、もう一度、ドラマで見てみようと思う。
普段、ドラマは見ない。が、今回の気持ちの変化は
最近、ふらつきが多くなったことと無関係ではないような気がする。
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ドラマは、フジテレビ系列 10月11日より、毎週火曜9時より放送される。
ドラマ「1リットルの涙」サイト
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メッセージを読んでいると、感動された話ばかりが目立つのだが、人間の生き様はもっと泥臭いもので、感動はあくまでもドラマとしての美化だと思う。
私は、人間臭さから滲み出てくる何かを伝えて欲しいと思うのだ。
今のフジテレビでそんなことを期待するのは、無理かもしれないけど、リアルさを追求して欲しい。そして、この病気を持つ人間が、将来、必ず障害者となる現実を見つめて欲しい。
単なる感動、お涙頂戴で終わって欲しくない。
もちろん、いろんな障害に立ち向かって生きる人間は、美しく見える。しかし、あえて汚い面を見せないと、障害者、脊髄小脳変性症に対する世間の認識は、「かわいそう」で終わってしまう。
・・・だから、私はドラマを見ないんだった・・・ドキュメンタリーがいいのは、その人間臭さを隠さず見せるからなのだ。
感動だけではなく、すべてを知りたいならば、少女の日記、少女の母親の手記があるようなので、それを読むのが良いのかもしれない。
とりあえず、買ってみた。
亜也さんの日記
1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記
木藤 亜也
お母さんの手記
いのちのハードル―「1リットルの涙」母の手記
木藤 潮香
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結局、買ってみたものの、今の精神状態では読み進めることができず、妻に止められてしまった。
確かに、今は、感情的すぎて駄目だ。もうちょっと、落ち着いたら読もうと思う。
亜矢さんの生き方は素晴らしいと、私は、思います。私がもし、この病気にかかったら、こんな、諦めず、強く生きれないと思いました。毎日毎日日記を諦めずに書いて、手を動かす事も困難になってきても日記を書いた。その日記が詰まったようなそんな本。これは、私もお勧めな本だと思います。友ダチにもたくさん進めました。感動ただ、それだけではなく、現実はこんなに、厳しいんだ。そんな感じで、読む人たちに伝えたいです。
今、本はとりあえず置いておいて、ドラマを毎週見ています。次で終わりですが、ものすごくよく、患者の気持ちを描けているので、嬉しいです。
フジテレビがするから、最初は、ちょっと感動的なだけのドラマにされてしまうのではないかと、疑心暗鬼でしたが、このドラマの出来は、最近のドラマでは最高でしょう。
役者さんも、上手だし。
最後は、自分も患者であることを忘れて、ドラマの世界に入ってしまいそうになります。
患者の、やり場のない気持ちを表現してもらってよかったです。
私にとっては、何十年か先に起こる未来かもしれないことを数週間で擬似的に経験することができました。