kobo touchで再開した読書

  • 2012年7月24日 14:17
  • その他

kobo touch

今、一部世間を騒がせているkoboを私も買いました。

kobo touch は、電子書籍リーダーです。電子書籍は目が疲れるし・・・なんて、ことを言っている人は、Appleに騙されていますw。iPadは、電子書籍リーダーではないので、文章をじっくり読むのには向いていません。koboや米国Amazonで販売されている本物の電子書籍リーダーには、e-inkが使われていて、目が疲れることはありません。

koboみたいなガジェットをこのブログ「ヒルトニン」で紹介するのには、理由があります。私の病気は脊髄小脳変性症。これは、小脳がどんどん縮んでいく病気です。小脳が司るのは、バランスだったりするため、現在、杖でも歩行はできず、車椅子を使っています。この病気で他人から目に見える症状はそんな程度ですが、実は、モノが二重に見えたりします。その瞬間の眼球を見たことないのでwわかりませんが、眼振という症状で眼球が揺れているそうです。早期は、プリズムを眼鏡に入れることで軽減できることもあり、私の眼鏡にはプリズムも入っていますが、完全に防げるものではないようです。

実は、読書とか、大好きでした。が、眼振の症状はひどくて、書籍の字を追いかけると、2,3分で眼振になってしまうため、集中して読むことができません・・・文庫本なんて、読めても1日に数ページ。300ページの本を読むのに、3ヶ月くらいかかります。だから、名作と言われても、私の好みに合わない本は、すぐに読むのを諦めます。時間が勿体無いから。
必死に読む時は、片目を瞑って字を追いかけます。眼振は左右の目の振れ幅が合わないのが原因で二重に見えるらしく、物理的に1個の眼球で見れば、眼振は起こりません。が、まぶたは疲れますw

そんな私が待っているのは、文字が自由に拡大できる電子書籍です。紙では印刷してしまったら、拡大するには、拡大鏡が必要ですが、電子書籍は、自分の必要とするサイズに大きくでき、結果、眼振が出るまでの時間を引き伸ばすことができます。

実は、kindle 日本語版に関しては、かなりの期待をしていました。妻が持っている英語版がかっこ良くて、読書に集中しているのを見ると余計に。

ところが、kindleは、出す出す詐欺状態で、なかなか出ない。koboは、その隙に投入されて、しかも、日本語のコンテンツが青空文庫以外にもあるらしい。

ということで、koboを買いました。

しかし、まだまだ、製品としてはいまいちなところもありました。

koboのだめなところから挙げてみます(ただし、倍以上の金額のkindle(2年前の製品だけど)との比較。そりゃ、引き算してあげないと)

  • 漫画1冊40MBって、1300MBしか容量がないとすぐに終わっちゃうね。(ちなみにkindleでは英語テキストのコンテンツしか買えません)
  • デザインがダサダサ。(あり得ないくらい酷い、デザイナー不在でしょ。スリープ画面許すまじ!)
  • 起動が遅すぎる。(読書のタイミングを邪魔するなんて)
  • PC持っていることが前提。(高齢者こそ、テキストが拡大できる電子書籍を待っていただろうに)
  • WiFiもPCも無ければ、何もできない。WiFIの設定って自動化しないと、普通の人は使えないでしょ。
  • 有料コンテンツがほとんどない。私が読んでいるあいだに増えると願って。
  • 箱が開けづらいw (新手のトラップ)
  • 楽天IDに紐付けされる(まあ、当たり前ですけど)
  • touchパネルのため、片手で操作できるのは順送りだけ(めくりすぎたら、戻りたいよね。持ち替えないと無理)

koboで評価できるところ(あまりないけど)

ただ、しばらく使って電子書籍リーダー、kindleへの期待は高まりました。

電子書籍リーダーへ期待する内容

  • e-ink必須
  • 端末は軽く
  • 起動は早く(見せかけでもいいから、前読んでいたページをすぐ見たい)
  • 日本語フォントに凝って
  • コンテンツは豊富に
  • 青空文庫や自炊がメインではいけない
  • touchパネルでもいいけど、片手で読書の操作が可能なように。

Amazonが、kindle keyboard の日本語版をださないなら、私はかなり悩みそう。Fireだったら、確実に怒る。

 

何はともあれ、私は、運良くkoboがアクティベートできて、動いているので、読書を再開できて、うれしくてうれしくて。(気に入った小説を読んでる時みたいに)家の中をずっと持ち歩いています。

テクノロジーバンザイ!と叫びたいです。

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