目からウロコの Facebook 像がわかる一冊 『Facebook仕事便利帳』
Facebookを使いこなしているかどうかは自分でもわからないが、この本を読む限り、著者の5割も使いこなせていないと思った。
実に、奥が深いFacebookを、目的別に分けて紹介してあるが、いわゆる一般的な方法での切り口ではない。
たとえば、『「あと○日!」を知らせて皆の気もちを盛り上げる』(PRカテゴリ、P110)というサブジェクトがある。
(Facebookのヘルプにも、他のマニュアル本にもこんなサブジェクトは載っていないだろうが)
説明を読むと、ウォールに近況を載せる際にも、発売までカウントダウンすれば、紋切り型でうるさいと思われるノイズも違う風にとらえてもらって「いいね!」が拍手のようになれば素敵ですよ!ということだそうだ。
つまり、機能だけなら「ウォールという掲示板のようなシステムがあって、テキストはもちろん写真や動画、リンクも載せられます。」で終わってしまいそうなところを、これだけ魅力的に紹介しているのだ。
テーマの作り方が、操作方法を機械的に教えるだけじゃなくて、どうやって使いこなすといいのか、イメージが膨らむようにまとめているのだから、具体的な使い方のアイデアが広がりそうだ。
未経験者なら使ってみたくなるはずだし、今まで違う使い方をしていた人なら、そうか!その手があったか!って思うはずだ。
この本は、そんなアイデアがたくさん詰まっている。「仕事便利帳」だから、仕事をしない人には無関係かというと、そうではないのだ。どちらかというと、もっと広義にとらえても良いだろう。
Facebookが大好きな人・興味ある人全般に向けられている本なのだ。
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