できないこと:歩行とか

できないこと:まっすぐ歩く、ゆっくり歩く、走る、自転車に乗る

脊髄小脳変性症は、人間のバランスをつかさどる小脳が萎縮してしまう病気です。

そのため、まず、バランスに関する動作がおかしくなって発症に気づく人が多いようです。
#私の場合は、母親からの遺伝を疑っていたので、比較的早期発見ができました。かといって、症状は止まらないし、良いことはあまりないのですけど。

まっすぐ歩くのは、かなり難しいです。今、私は杖(LEKIのアウトドア用ですが)を使っています。これは、どちらかというと、倒れそうになったときの補助や、ゆっくり歩くときの補助用です。

歩く速度は、以外にも速いです。足が悪いとあるくのが困難だから、遅くなるように思いますが、私の場合は、二輪車と同じでゆっくりになるほど立っているのが困難なので、勢いをつけて歩けば進めます。

そのため、実は、危険です。スピードを出してあるくことはできますが、ひとたびバランスを崩せば自分で立ち直れず、転ぶだけです。氷の上をスパイクなしで歩いているようです。

バランス感覚は左右の平衡感覚だけでなく、運動神経にも影響を与えています。足がもつれやすいです。本当は足だけでなく、全身の筋肉がもつれやすいのですが、足が一番目につきます。

一番つらいのは、急いでいるときに早足とかできないこと。走るなんて絶対無理です。スキップを練習したこともありますが、ひどかったです。

もう1つバランス感覚を使っているのが、乗り物です。とくに、二輪車。私は、自転車がすきで、マウンテンバイクを乗っていました。ものすごく好きです。

でも、公道では危険すぎて乗れません。もしかしたら、1Kmくらいの何もないひろいスペースなら、乗れるかもしれません。歩くのと同じで、ブレーキをかけると転んでしまうのでブレーキが必要ないくらいの広いスペースが必要です。通っているリハビリで、屋内自転車みたいなものに乗って、ペダルをこぐと楽しいです。風がないのが物足りないですけど、転ばないので、安心。

自転車、もう1回くらい乗りたいですけどね。

 

最初は、バランスについてできないことを取り上げました。まだ、まだ、あります。不幸自慢でもなんでもなく、事実なので「ふ~ん、そうなんだ」くらいに受け取ってください。

 

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