PLUTO

浦沢直樹は、売れっ子だし、原作が手塚治虫だし、いくら筆が早いといっても、これは単なる企画ものか、とあまり期待してなかった。どちらかといえば、浦沢直樹もやっちゃった・・・派になってしまうのか・・・人気商売って残酷だな、なんて思っていた。

しかし、違う。

これほど、原作を上手に活かすなんて、さすが、浦沢直樹!と、もう関心するしかなかった。
この豪華本は、通常のPLUTOにプラス、手塚治虫の原作がついてくる。2つを見比べれば、その違いは明らかで、原作のどこを活かして、独自の世界を作り上げているのかがよくわかる。
もし、PLUTOを読むなら、この豪華本を買わないと損だろう。
浦沢直樹は、漫画においては、天才のひとりだ。

PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル
浦沢 直樹



小学館
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コメント:1

2004年10月23日 16:31 返信

浦澤直樹の漫画は、心に傷を負った人のささやかな幸せと
その幸せが崩れていく様を表現してるものが多いです。
これ、そんなに大衆に受けるような表現ではないと思う
んだけど、
これだけ多くの人が受け入れている現実を見ると、
日本もまだまだ捨てたものじゃないなと思ったりします。

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