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バンドを作ろうと思い立った主人公は、刑務所から出たその足で、楽器をそろえるため、昔なじみの楽器店へ行く。
そこの店主役がレイ・チャールズだ。
店主は、盲目なのに、お店のギターを盗みに来た少年に銃を発砲して追い返したりする。しかも、スレスレで撃つ。そして、「キーボードの調子が悪い」と文句を言うと、自ら弾き始めて、それが、スイングしたくり。このシーンでは、楽器店の外の通行人までが踊っている。
これは、マイケルのスリラーでも使われているシーンだけど、とにかくそのシーンは、体が動き出さないのがおかしいくらいに楽しいのだ。
私にとってレイ・チャールズは、銃をぶっぱなす楽器店の親父だったのに。冥福を祈る。